システム情報学コース 早わかりガイド −あなたの疑問にお答えします!−

■システム情報学コースではどんなことを学べるのだろう? 工学部や理学部の情報科学科とは どこが違うのだろう? このページでは受験生の皆様からよく寄せられる6つの疑問にお答えします!

気になる「疑問」をクリックしてください.

疑問1:どんなことを学べるの?
疑問2:工学部によくある「情報科学科」や「システム情報学科」とはどこが違うの?
疑問3:文系出身者でも大丈夫?
疑問4:理系と文系どっちつかずのコースに思えるけど...
疑問5:研究のレベルは?工学部や理学部の方が最先端の設備が整っているのでは?
疑問6:大学院に進学したいのですが,可能ですか?
疑問7:どのような免許・資格を取得できますか?


回答1 (どんなことを学べるの?)

本コースでは「情報科学」と「情報と社会」の2つを柱として教育・研究を行っています.

情報科学とは...
世の中には多くの問題,課題があり,それらの解決にコンピュータが大きな役割を果たしているのは皆さんもご存知の通りです.しかしながら,コンピュータがどのようにしてそれらの問題,課題を解決しているのかはあまり知られていません.実は,その答えが情報科学なのです. つまり,情報科学とは,
● いかに上手に効率よくコンピュータに問題を解かせるか
● いかに高速,高機能なコンピュータを設計するか
● 一見しただけでは全体像がわからないデータを,似たものどうしに分類する手法
● データの背後に隠れている変量間の因果関係や共通因子を抽出する手法
● 情報のやり取りに伴うセキュリティを強固なものにする手法
といったことを研究する学問です.

本コースでの具体的な研究・教育の例
多目的最適化, LSI設計, 線形回帰分析


情報と社会とは...
「多くの人々が平和を望むのになぜ戦争はなくならないのか」「多くの人々が環境は大切だとわかっていながら,なぜ環境問題が解決しないのだろうか」など,世の中には解決困難な現象が数多くみられます.このような社会現象の謎を,数学を用いて解明するのが「情報と社会」分野です.
具体的には,社会現象が生じる仕組みを明らかにするために数学的なモデルを用いた分析手法を習得します.また,社会の実態を正確に捉えるための社会調査(特に質問紙を使った調査)の方法を習得します.社会調査については,社会調査士という資格を取得することも可能です.

本コースでの具体的な研究・教育の例
社会調査実習I, 中東諸国家運営メカニズムの解明


回答2 (工学部によくある「情報科学科」や「システム情報学科」とはどこが違うの? )

欲張った言い方になりますが,本コースではいわゆる「情報科学科」や「システム情報学科」で学べることはもちろん学べ,さらに社会情報学も含めためた幅広い知識を得ることができます.

文理融合の学際的な分野を総合的に学ぶことができ,情報科学分野で研究されるべき問題だけでなく,社会現象に対して数学的にアプローチするようなユニークな課題に取り組むこともできるのが特徴です.

社会現象に対して数学的にアプローチするテーマの例
例えば2009年総選挙で自民党が敗北し,政権交代が起こったのはなぜかという問いに対して,世論調査のデータがあればその理由を知ることができます.この他,ある社会問題の解決を求めて人々が協力して運動を起こすことがあるのはなぜか,と言う問題や人々が民主政治を求めて独裁制が崩壊する問題も数学的にアプローチできます.


回答3 (文系出身者でも大丈夫? )

文系の出身者も本コースで活躍しています.また,入学試験も文系出身者が受験可能な範囲になっています.

もちろん,本コースの教育・研究内容を考えると,入学してから理系科目(数学等)の履修は避けて通れません. しかし,数学やコンピュータ関係の授業に興味があり,進んで取り組む熱意のある人であれば,文系,理系を問わず十分にやっていけるでしょうし,実際に,多くの文系出身の学生が本コースで活躍しています.もちろん,授業は文系出身者がいることを前提とした(つまり,数III,数Cを履修していないことを前提とした)内容になっており, 意欲のある学生に対してはコースとして最大限のサポートを約束します.


回答4 (理系と文系どっちつかずのコースに思えるけど... )

理系と文系の両方の学問領域が学べる...
それって,浅く広くで中途半端な知識しか身に付かないのでは?

そんな疑問をお持ちの方も多いと思います.しかし,決してそのようなことはありません!その理由は...

学際領域の専門家を育てるカリキュラム
皆さんは「学際領域」というキーワードをご存知でしょうか? これは複数の学問分野にまたがる領域のことを指しており,近年の研究・教育において大きな注目を集めています.様々な分野が複雑に絡み合った現代の科学技術においては,「理系の研究」「文系の研究」といった括りでは分類できない研究分野(数理最適化,社会システムの計量分析,etc.)が多く存在し,また,そのどれもが非常に重要な分野と認識されています.本コースの教育理念はこういった学際領域の専門家を育てることにあります.

もちろん,そういった学際領域の専門家になるためには数理科学の基礎的な素養をしっかりと身につけた上で,理系・文系を問わず,幅広い分野の知識が必要となります.そうです,本コースで理系・文系の両分野を学ぶことは決して全く関連のない2つの分野の知識を詰め込むことではなく一見異なるように見える2つの分野を「情報」という観点で結びつけて,そこから新しい発見を探すことにつながるのです.

就職に有利!
実社会では,文系出身者が多い企画・営業系と理系出身者が多い技術系が協力して仕事をする場面が多く見られます.その際、それぞれのバックグラウンドを理解でき,業務を円滑に進められる人材が求められています.また,本コースの高い就職率がそのことを裏付けています.


回答5 (研究のレベルは?工学部や理学部の方が最先端の設備が整っているのでは? )

工学部や理学部に負けない(あるいはそれ以上の)設備とスタッフで研究を行っています!以下の例をご覧いただければ,その質の高さを実感してもらえると思います.

研究設備の例
風洞実験設備, LSI設計ツール 等...その他,コンピュータルームや各種計算用サーバ等様々な実験設備があります.

共同研究の例
チューリッヒ連邦工科大学,ワシントン大学,東京大学,京都大学,大阪大学,東北大学,奈良先端科学技術大学院大学,慶応大学,上智大学,国立情報学研究所,国立スポーツ科学センタ,NTT,ルネサスエレクトロニクス株式会社,株式会社モルテン 等


回答6 (大学院に進学したいのですが,可能ですか? )

現在のところ,本コースには大学院はありませんが,外部の大学院への進学実績があります.

本学の他研究科をはじめ,様々な大学の大学院へ進学しています. 大学院進学についてもコースとして全面的にサポートします.


回答7 (どのような免許・資格を取得できますか? )

中学校教諭第一種免許状(数学)・高等学校教諭第一種免許状(数学)を取得できます.

教員免許以外では,社会調査士の資格を取得できます.